タッキー義経・最終回

毎年「ああ、もう最終回なのね」と思う、この時期の大河ドラマですが、
そこにこめられている感情は、作品ごとに微妙に違うわけで…。

昨年の『新選組!』は「いやああああ まだ死んじゃダメよ、隊長ぉぉぉぉ!!」
だったが、今年は「やでやで、やっと終わったよ」って気持ちもあったことは否めないです、ハイ。
むしろ、来年の上川さん(「功名が辻」)への期待感の方が~~~~。
平家の人々を演じた面々が魅力的だった分(個人的には特に、阿部ちゃんの知盛と、松坂慶子の二位尼)
そのあとはどーもなー、義経主従だけじゃ弱いなー、ってのが正直なところ。

史実だと、平泉で自刃した際、最後まで付き従ってたのは、
義経の正室(ドラマだと「萌どの」)と、平泉に来てから生まれた娘なんですよね。
鎌倉の重臣の娘だっつーのに、親にも逆らい、軍事の天才だけど浮気者で政治的には間抜けな夫が
落ち目になってもケナゲについていく彼女。
演じた女優さんもよさげだっただけに、平泉に行ってからの夫婦仲とか、ちょっと興味あったのに…
いつの間にかフェイドアウトだよ…。っていうか、高橋英樹も1回で死んじゃってるよ…。
やっぱアイドルが主演ってことで、『惚れたオンナはおまえだけ』(>静)ってことにしたかったのか。
って言っても、義経が浮気野郎だったってことは、日本史史上、常識なんだし、いいじゃないかちょっとくらい。


「新選組!」も、前半は「若者向け」「上わっついてる」とか、さんざん叩かれたかと記憶してますが、
終盤への1ヶ月は、それはもう目の離せない展開&読後感(じゃねーや、TVだから視聴後感?)で
やはし『終わりよければ』、全部見終わったあとの感想が、そのドラマの評価かもしれませんね。

眉根をピクリとさせただけで臨終を表現した、弁慶のマツケンはさすがだったが、
敵の放った矢がどすどす刺さるところが、一見してマネキンと分かるのは、

ちょっとさびしかった。

オープニングのCGとかあれだけコッってるのに…。
「こんなとこに受信料未納の余波が来てるんだろうか」とか、ちょっと思ってみたり。
自刃した義経の魂が、馬になって飛んでっちゃうのも、ちょっと。
ナンちゃんが、蟹の顔真似をしながら死んでいったのは、一体何が言いたかったのか?

武士の棟梁としての立場と、兄弟の情に挟まれる中井貴一が素晴らしかった。
ラスト、貴一のシーンで〆てくれれば良かったのに。
というか、前半の平家と同じくらい、後半貴一にフォーカス当ててくれれば、見応えあったのに。

でも、助演男優賞は、先々週安宅の関で飲んだくれ富樫を演じてた、石橋蓮司っちゅーことで。
(わかってるんだかわかってないんだかよくわからない演技がス・テ・キ)


関係ないけど、大昔にNHKでやってた、中村吉右衛門主演の
『武蔵坊弁慶』観たいな。地上波で再放送しないかな。

[PR]