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するかされるか、院内感染


鬼の霍乱とゆーやつで、めずらしく風邪を引きました。げほ。

生まれてこのかた、ずーっとお世話になっている“町のお医者さん”は、
「小児科」兼「内科」という看板だったもんで、いつもなら疑問を持たずにそこに行くのですが…

やはり、そこはあくまで小児科メイン。
「体調不良のあまり幽体離脱一歩手前」てな状態のときに、
発熱でヘンに躁状態のお子ちゃんたちが、奇声を発しながら周りを走り回るのはツラい。

しかも去年、その病院に行ったときは、
待合室でぐだっとしていると、見知らぬ子が「はい、あげゆー」って、
「ぬいぐるみを私に押し付けるのはいいが、おいお前、
今の今までくわえてたじゃねぇか、それ。風邪ウィルス入りの唾液でベトベトだぞ、ゴルァ!!」

しかし3歳児(目測)にそう詰め寄るのもオトナゲないし、何より敵は保護者付きだ。
ナケナシの力を振り絞って、「はははは…(涙目)」と笑うだけ。されるがままよ、チクショー(T T)。
さらに、「○○ちゃん、ダメでしょう」と止めに入ったお母さんが、どーみても自分よりも歳下。
「産まず嫁がずこの歳に」(by酒井順子)な私は、
「やっぱ、こんな珍獣を育てるには、若くて体力のあるうちでないとつらいわ。
いや、もう、今すぐ産んでも、もう若くないじゃん。ははははは…」
と、体調不良とも相まって、思考がドツボでぐーるぐる。←3日落ち込んだ。

「小児科は、もう、いい」と気付いた30うん歳。遅すぎだって。
そんなわけで今回は、亡くなった祖父が晩年、在宅看護で診てもらっていたお医者さん(の医院)へ、
もちろん、あらかじめ「内科」専門であることを確認したうえで、初診でGo!

だがしかし。

「うちのじーちゃんが、往診してもらっていた」という時点で、気付くべきだった。
待合室、お年寄りばっかり!
それも「元気で用事もないのに、ヒマだから病院に来て世間話をしている」
なんてナマやさしいもんじゃないよ。

  みんな付き添いのご家族か、ケアマネージャーさんが一緒!
  車椅子率高し!

よく見たら、同じ建物の中に、お年より向け介護施設や、リハビリ施設もあったのね…。

こうなると、私は待合室の中で、一番元気。場違いなくらい、健康体。
つーか、異物。
はっきり言って、私それ自身が【害毒】。

うちもずっと、じーちゃんと同居してましたもんで、
体力の落ちているご老人にとって、風邪が文字通り「死活問題」であることは、
十分、じゅううううっっっぶん!!分かっているつもりです。
顔色が蒼ざめたのは、風邪のせいだけじゃないのよ、ルルルルル~。

「待合室で、他の人の風邪までもらっちゃったらヤダもんなぁ~」
と思って、家から用意していったマスクが、「私は敵じゃありませ~ん」とアピールする、唯一のアイテム。
それでも、診察前の検温や血圧測定で、看護婦さんにさりげなーく別室に連れて行かれたのは
(ご老人方は、みんな待合室でそのままはかってもらっていた)
やっぱ院内感染(もちろん、私からご老人方への)を心配してなんだろうなぁ;

「ご老人にうつすかも!という恐怖を味わうのに比べたら、
がきんちょの風邪をもらうくらい、なんてことないのかな…」
ということで、当分はまた小児科に逆戻りしそうな私です。


ちなみにひととおり問診した後の先生の第一声は
「とりあえず、インフルエンザではないです」
やはり今はインフルエンザかどうか、がプライオリティNo.1だなー。