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「生茶」だろ? それ、「生茶」なんだろ?


『プロジェクトX』好きだった私が、後番組格の『プロフェッショナル』をなぜ観ないか?
理由はまさにコレ!だったりします。(って、どうでもいいんですけど)


宣伝禁止! NHKのもどかしさ : Excite Bit


NHK(日本放送協会)は日本で唯一、公共放送として運営されていて、
広告によって収入を得ることが禁止されているため、私たち視聴者から受信料をとっている。
  < 中 略 >
そして、このために実は情報が曖昧だったり、表現が遠回しでもどかしくなることがある。
例えば、NHKの番組内で流行りのお店などが紹介されたとしても、名前や場所を教えてくれない。
  < 中 略 >
先日、そんなNHKのもどかしさを改めて痛烈に感じたのが「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組でのこと。
あの“たまごっち”を企画開発した横井昭裕氏をゲストに迎えた放送だ。
  < 中 略 >
ふたをあけてみれば、もちろんそれは“たまごっち”のことであり、商品自体も思いっきり映し出されていた。
なのに“たまご型ゲーム”。
司会進行の茂木健一郎氏も、当り前のように“たまご型ゲーム”と言わなくてはならない。
よくうっかり“たまごっち”と言わずにいられるな~と感心してしまったほど。
一番気の毒に感じたのが横井氏。もうほとんど“たまごっち”と言っているも同然の扱いなのに、
“たまご型ゲーム”として話をしなくてはならないのだから。
視聴者もそれが“たまごっち”だと、ほとんど暗黙の了解の中での“たまご型ゲーム”。
「だから“たまごっち”だっつーの!」と一人、テレビに向かって突っ込みをする虚しさ。


『プロフェッショナル』が放送開始されて、比較的初期の頃だったと思うんだけど、
「大手飲料メーカーの商品開発部長」さんが、「定番の緑茶の商品のリニューアル」を手がける話を観た。
もちろん、社名も商品名も出なーい。
が、ちょうど民放ではそのころ
松嶋菜々子の「苦い恋よりどーたらこーたら」つーCMがバンバン流れてたし、

「生茶」だろ? それ、「生茶」なんだろ?

と、父親とつっこみながら観ていた。
「こんなに丸分かりで、商品名伏せる意味あるのかよー」と思っていたのだけど、

「生茶」(と思しき緑茶飲料)のペットボトル―放送上は当然、ボカシ処理―を囲んで
宣伝部と開発部の方々が

「こんなデザインじゃなんたらかんたら!」
「いや、今回のリニューアルのイメージを伝えるにはどうたらこうたら!」

と激論を交わすシーンに至って
(しつこいようですが、議論の的になってるペットボトルには ボカシ)
「ギャグか? ギャグとして捕らえるのが正しいのか?」
と、視聴の糸口が見えた気がしたのですが、
VTRが終わって、茂木さんとゲストのやりとりとかみると、そうゆうわけではなさそうだし(大真面目)。

『プロジェクトX』の実名ガンガン攻撃(過去のエピソードは宣伝じゃないからOKってこと?)
に慣れきった私には、
“固有名詞には、気付かないフリがお約束”みたいな暗黙のルールを突きつけられているようで
(つか、いちーち頭ん中で突っ込むのが面倒になって)
その1回でこりて、観てませーん。

まー、『プロジェクトX』も後期はやらせ問題とかいろいろありますたから、
後番組としては、いつも以上に身辺キレイに……って意識も働いてるのかもしれませんが、
ちょっと、ウザくて観づらいっす。


そういや、私が中学生の頃、夕方にNHK-FMで邦楽リクエスト番組やってたなあ。
(というとNHKだけに雅楽とかの番組か?と思うが、まあ今で言うJ-POPです)
NHKのアナウンサーのおじさんは、小川哲哉(from「全日本歌謡選抜」)と違って
イントロで曲紹介とかしないから、
シングルCD買えずにラジオから録音してた貧乏中学生にはありがたい番組だったのだが、
時まさにタイアップ曲全盛時代。

「東京都のなんとかさんから『○○○』のリクエストをいただきましたが
…残念ながら民放のドラマ主題歌ですので、お聴かせできません」

「千葉県のなんとかさんから『○○○』のリクエストをいただきましたが
…残念ながらコマーシャルに使われている曲なので、お聴かせできません」

で、いつしかかかるのは演歌とノンタイアップの「知らんがなそんなの」な無名曲ばかりになり、
番組自体がなりたたなくなって、放送終了してしまいました。

あんまり気にしすぎて、『プロフェッショナル』も、そんなふーにならないといいけどっ。


でも今は、FMでタイアップ曲でもがんがん流すよなー。いつ規制緩和になったんだろ?
そういえばNHKのHPでも、『プロフェッショナル』の管轄外の「今夜の番組紹介」なんかでは
「「生茶」「FIRE」などの清涼飲料を次々と大ヒットさせ、
後発のキリンビバレッジを一躍、シェア上位に押し上げた○○さん」

とか、がっつり書いてあって、ガイドラインの不徹底さが見て取れる(笑)。