「あの春日」もびっくり(たぶん)
どの春日だよ。 ※以上、現在放送中のCMより
さて、ここ2日ほど、俳優・古田新太さんの新刊
『柳に風』っつーエッセイを読んでました。夜、お風呂で。
そしたら昨日読んだ中に、
'85年阪神リーグ優勝時の阪神ファンのフーリガンっぷりを描いた一節があり
(たまたま道頓堀っぱたの新松竹座の舞台が終わったところだったそうで、
静かだった街に四方八方から「六甲おろし」の歌声が聴こえ始め、
みるみる人が膨れ上がっていった――って描写がコワかった(T T)
「ハーメルンの笛吹きみたく、このまま海に連れ去られるんじゃ」と
マジで生命の危機を感じたらしい)
胴上げされたカーネルおじさんが
そのまま道頓堀川に投げ込まれる姿も、遠くから目撃したらしい。
んで
「あのカーネルおじさんを探しに潜らされた生瀬さんは、
ひどい中耳炎になってかわいそうだった」
と。
「生瀬さんにそんなことさせるのは『ナイトスクープ』だろーなー
明日検索してみようかな~」
と思ってたら↓
阪神Vで道頓堀川へ、サンダース人形24年ぶり「救出」
1985年に阪神タイガースがリーグ優勝した際、
興奮したファンによって大阪・ミナミの戎橋から道頓堀川に投げ込まれ、
行方不明になった「ケンタッキー・フライド・チキン」の
カーネル・サンダース人形とみられる人形の上半身が10日、戎橋の西約200メートルの川底で見つかった。
85年以降、阪神は日本一から遠ざかり、
「カーネル・サンダースののろい」と言われたことも。
24年ぶりの救出劇に、ファンは「今年こそ日本一を」と期待を込めた。
<後 略>
記事によると、発見時、カーネルおじさんは首から下は川底の土に埋まっており、
「トレードマークの眼鏡が失われ、塗装もほぼはげていたが、当時のままの笑顔を浮かべていた。」
とのこと。嗚呼、涙。
私、夕方のニュース(関西ローカル)でコレ↑知ったんですが、
男性アナが真顔で「緊急のニュースが入ってきました!」と言うので
一瞬身を堅くしたら「道頓堀から―」って続けたもんで、一気に脱力。
しかしTVの向こうのアナウンサー・コメンテイター陣は
皆興奮気味&満面の笑みで
「すごいですね!」
「明日はこの話で持ちきりですね!」
「これでのろいも解けて、阪神優勝ですよ!!」
大阪にやってきて、もうすぐ1年。
「生瀬さんネタはナイトスクープだな」
くらいのアタリは付けられるようになりましたが、
(あ、今、検索してみました。正解だったようです)
このカーネルに対する関西TVの温度感が、
ギャグなのか、本意気なのか、わかりません。
まだまだ、移民です。
とりあえず、明日の朝刊の記事の面積を確認してみよう。