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「おそろしい子!(白目)」は、ちょっと迷惑

架空の世界ならいいけど……ねぇ?



マンガにみる「天才主人公」の残酷さ : Excite Bit

マンガにはいろんなジャンルの「天才主人公」がいるが、
彼らに共通して言えるのは、ピュアで無邪気で、他者に対して無神経で残酷な人が多いということ。
   <中 略>
これは少年マンガの世界だけでなく、
『ガラスの仮面』における天才女優・北島マヤもまた、同じだ。
家柄にも容姿にも恵まれたライバル・姫川亜弓に対し、
敵対心を持つようなら、まだかわいげがある。
でも、マヤは必死に演じる亜弓に対し、「美しい……さすがだわ」
などと無邪気にほめたたえつつも、
自分の演技をたった一言「〇〇(役)だったらこうしたと思ったから」とサラリ。
「一生懸命演じなくても、なりきってしまう」天才ぶりを何気なく残酷に突き付け、
亜弓にいつも「マヤ……おそろしい子!」と言わせてしまうのだ。


数年前なんですが、演劇雑誌に、
小劇場系の各劇団の女優さん達(みなさん看板級)の座談会の記事が載っており
その中で『ガラスの仮面』の話題が出てました。

その際、マヤと亜弓さん(なぜか常に亜弓さんは「さん」付けしてしまうあたし)と
どちらが好きか?という質問に、全員が全員「絶対、亜弓さん派」とな。

理由 → マヤみたいなあんな突然何やるか分からない子とは、
     怖くて一緒に舞台ができない。

ちなみに、あれだけ役に没入して演じてることはなくて
「普段は次にやることとか、立ち位置を気にしている」とのこと。ほへ~。
やはし、現実の世界では(アドリブ劇やトラブル対処ならともかく)
ある程度、ちゃんとダンドリを踏んでくれないとまわりが困る、と。

確かに、いきなり目の前で
「オラ、こんなうめえもん食ったの初めてだ」とか
泥団子をマジ食いされたら、凍りつくわ。食うなよ、おチビちゃん!

そういえば、私も高校生の頃、演劇部だったのですが、
役に没頭系(を装ってるんだよな、今思うと)の後輩のひとりが、
ケンカのシーンで、練習から毎回マジ蹴りを入れると言うことで、
同級生の間で亀裂が生じ、話し合いを設けたことがありましたっけねぇ……;

ということで、リアルに目指すべきは亜弓さん、と。
つーことで。

「ばあや、クイーンメリーをお願い。」