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読売どうしていいやら大賞

昨日の朝は、たまたま朝刊を読めていなかったのですが、
夜帰宅したら母(も草なぎくんが好き)に
「草なぎくん、なんか舞台の賞もらったって新聞出てたよー」
と言われ、急いで紙面を見てみたら

読売演劇大賞の結果が出ていました。


◆大賞・最優秀男優賞=段田安則
◆最優秀作品賞=「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?」(シス・カンパニー)
 同女優賞=寺島しのぶ
 同演出家賞=串田和美
 同スタッフ賞=二村周作
◆杉村春子賞=草ナギ剛
◆芸術栄誉賞=小幡欣治

◇優秀作品賞=「屋上の狂人」「スラブ・ボーイズ」「NEVER SAY GOODBYE-ある愛の軌跡-」「喜劇の殿さん」
◇同男優賞=大滝秀治、尾上菊之助、草ナギ剛、中村吉右衛門
◇同女優賞=秋山菜津子、麻実れい、草笛光子、島田歌穂
◇同演出家賞=鵜山仁、河原雅彦、千葉哲也、長塚圭史
◇同スタッフ賞=小川幾雄、奥村泰彦、小峰リリー、山口ヒデ也(ヒデは「王」へんに「秀」)


「草なぎくんが大賞かな~」と思っていたのですが
結果、大賞・最優秀男優賞は段田安則さんとのことで。
ああ~ なんか常に上手い俳優さん過ぎて、逆に賞とかと結びつけて考えたことなかったよ!
去年の浅野和之さんといい
主演俳優じゃないけど、長年コンスタントにまっとーに芝居をしている
力量のある役者さんに、きちんと陽の目があてられてる感じですね。

段田さんの受賞大賞になった舞台、「タンゴ・冬の終わりに」は観たんですが、
最優秀作品賞になった「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?」は観れてないんだよな。残念。
(それ以外にも「屋上の狂人」はもちろん、宝塚の「NEVER SAY GOODBYE」とか
観たかったのにチケット取れなかったものがあああ~)


草なぎくんは「杉村春子賞」。
萩尾瞳さんの書かれた審査評が素敵で、

2作品の異なるキャラクターを自在に行き来したように、
草ナギ剛は静と動、柔と剛、磊落(らいらく)と繊細、冷静と激情といった
二律背反を軽やかに跳梁(ちょうりょう)する俳優なのだ。
すでに『蒲田行進曲』(1999、2000年)のヤス役でも片鱗(へんりん)はうかがわせていたが、
菊池寛戯曲との出合いでその資質はより顕在化した。
新人というにはキャリア十分だけれど、本格派の役者として咲きたての大輪の花という印象なのである。

咲きたての大輪の花――
私まだ、草なぎくんの舞台、未見なのですよ~(T T)。
これを機に、どんどんお花をほころばせていって欲しいのです。

それにしても、こういう綺麗な文章を書きたいものよのう……。
演劇のライター仕事もしたいと長年思いつつ、
私なんか何観に行っても感想が「すげー良かった」とかばっかりだもんなあ(T T)。


最後に、段田さんの受賞コメントが、たまらなくイカしていたので、引用。

賞は自分には関係ないものだと思っていたので、びっくり。
グランプリだなんて、どうしていいやら分かりません。

そのままでいいのよー!!と心の中で叫びつつ、祝福の拍手~~。